記憶カメラ/はてなサテライト

ブログ「記憶カメラ」のサテライト版です。

モノクロ版じゃなくて週刊「記憶カメラ」かな。

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WordPress版のメインブログ「記憶カメラ」と、この はてなブログ版の「記憶カメラ/はてなサテライト」を二本走らせてみて二週間くらいになるんだけど、そうして思うのはこちらは「週刊 記憶カメラ」かなと。当初はね、モノクロ写真版にしようと思ったりもしたんだけど、メインブログでもモノクロは撮って載せてるし、少し無理があるなと笑。だったら素直に、メインブログほどは更新しないけど、週に一回程度更新する週刊ブログが現実的なあと。まあ、あまり気にしないでください笑。僕の中の二つのブログの棲み分けの話なので。

 

で、この一週間の記憶カメラを振り返って、その中からエピソードをひろって、まとめたり少し掘り下げたりする はてなサテライトにしたいんだけど、今週は写真のVoigtlander Bessa-Lについて少し書こうかなと。このカメラ、どうかなあ、みんな知ってるかなあ。フィルムカメラなんだけど、登場は意外と遅くて1999年。この何年か後にカメラはデジタルに急速に転換していくわけだけど、そのフィルム時代の後半に出てきたんだよね。そう、Voigtlanderの名を冠して日本のコシナが初めて世に出したボディ。後発なわけだから、いろいろ機能を満載して然るべきなんだけど、コシナはなんというか、やっぱちょっと変わってるというか、登場してきたのは距離計のない目測専用機だったんだよね。もうなんというか売る気あったのかなと笑。

 

売る気というより、じぶんたちが作りたかったクールでクレージーなカメラを世に出したかったんだようなと。商売よりポリシーみたいなものが勝っちゃったみたいな。そりゃね、スナップシューターにこだわれば、可能な限りボディはコンパクトがいい。しかも、スナップシューター好きはどうせ広角レンズつけてパンフォーカス気味なんだし、そもそもふだんからほぼ目測撮影慣れてるでしょ、みたいな無言のメッセージ。で、実際、この目測機と一緒に距離計非連動の広角レンズ Snapshot-Skopar 25mm f/4を出してきた。いやあ、コシナ、最高だよほんと笑。

 

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実際、この広角目測専用機の戦闘能力はなかなかのもの。少なくとも目測であることはまったく気にならない。開放でもf4だし、少し絞ればすべてにピントは合うんで、たしかに距離計さらば!みたいな感じなんだよね。

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はたしてこれ、誰にすすめるカメラなのかってことなんだけど、たぶんね、ビギナーの人も全然いける。そこそこシャッターショックあるんで、夜は絞り開放でも手持ちでスナップはむずかしいかもしれないけど(試していないだけだけど)、日中なら何も気にせずスパンスパン!シャッター切れる。とにかく画角も広いからどうせいろいろ写り込むし、ファインダーも外付けだから正確に画角を決める感じでもない。だったら何も考えずにシャッター切りまくろうぜ!といわんばかりのラフで軽快なカメラかな。

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考えたモン負けみたいな、究極のいさぎよいスナップシューターってことかな。さすがにこれだけいろいろ写り込むと、家の近所の散歩カメラにはちと余計な背景が写り込みすぎる。なので、僕の使い方は完全に街撮りスナップ専用カメラ。

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興味のある人には、ほんとおすすめ。とにかくジーンズのようにラフにタフに扱えるカメラ。お店で見つけたらたぶん値段もそれほど張らないし、レンズを合わせてもバルナックより安く手に入れられるはず。1999年とわりと最近のカメラだから、まあ壊れる心配も少ないと思う。露出インジケータを見ながら適正露出に合わせることもできるし、シャッタースピードが1/2000まであるのもけっこううれしい。なによりこの当時のコシナのクレージーさみたいなものを感じられるのが、僕はいちばん嬉しかったりする。中二病的やんちゃカメラだ、これは笑。

 

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